今日は近況報告をする。長くなる上新天地の話なので暇な時に読んでほしい。
皆さんは青天の霹靂と言えるようなジャンルを経験したことがあるだろうか。
これまでの経験上、絶対にハマらないと思っていたジャンル、
現ジャンルの次の同人イベント参加予定を立て始めていた最中で出会ったジャンル、
いろいろあると思う。
こんな書き出しをするからには私にも青天の霹靂があったわけだが、
一応、私がこれまで「深い傷跡を残された」と感じたジャンルを挙げてみよう。
・銀〇
・ジ〇ジョ
・ゴー〇デンカ〇イ
この他にもバレーボール部やサッカー部などの部活系ジャンルも経験してはいるが、
決定的に致命傷を負うジャンルとしては、
血、筋肉、命を懸けた闘い、いずれかが必須要件である。
そしてこの度、晴れて私が足を踏み入れた、
否、
足を踏み外したジャンルについて、
いったい何が起こったのかご説明しよう。
何故、今『KING OF PRISM』だったのか
何故でしょうね......
以下、教科書的説明をするが、
2016年に『KING OF PRISM by Pretty Rhythm』として公開された映画作品は、
当時、観客の異常なリピート率と応援上映の流行という新しい映画消費行動で特徴づけられ、
翌年には続編の『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』が公開された。
2019年春(5部と同じ時期だね)には新キャラクターの物語を描いたTVアニメ、
『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』が放映され、
2020年1月にはファン投票による劇中歌のランキングが劇場作品として公開された。
このランキング形式の作品『KING OF PRISM ALL STARS プリズムショー・ベストテン』が、
私が最初に観た「キンプリ」である。
そう、めちゃくちゃ遅かったのである。
私を映画館に連れて行ったフォロワーなどは
「これはアイドルモノじゃなくてスポーツモノだから」
と言っていたが、
血と筋肉とデスマッチで生きてきた私から見れば、
「女の子をときめかせることを目指すアカデミー系」という
競技スタイルの説明文だけでアイドルモノ直行である。
一応説明しておくが、
当作品はフィギュアスケートみたいな歌と踊りを演じる競技「プリズムショー」を主体としており、
観客は「プリズムジャンプ」による集団幻覚のようなものを見せられる。
それはそれは期待していなかった。
しかもこれから見るのは演技部分のみの既存ファン向け映像作品。
正直、フォロワーの介護目的であった。
ここからは、そんな私に何が起こったのか見ていこう。
①顔がいい
当該作品の「プリズムショー」の部分は
(一部を除いて)キャラクターのCGモデルによる映像となる。
私が最初に見たのはこのショーの部分のみの作品であったため、
ただただひたすら崩れようのない作画による顔のいい男子高校生を浴びたわけである。
ちなみに週替わりでランキング外の曲も紹介された。
私が見たのはOver The Rainbow回で、
がっつりアイドル活動をしている安定と信頼のユニットだったので当然顔がいい。
そして、後述する推しの顔面については、
視聴後の居酒屋でトラチ(マスコットキャラクター)の話しかできないくらいの深手を負っていた。
②聞いてたのと違う
後日、映画とTVアニメ(SSSのみ)の過去作品を視聴。
話題になっていた当時聞いていた評判と言えば「電子ドラッグ」的感想である。
ハリウッドに行って星座になること、腹筋からビームが出ること、天然ガスが出ること。
これらの表現に「懐かしい」と感じる方もいるだろう。
そういう、演出の斬新さのみが耳に届いていたが、
実際はお前......良い話じゃねえか......
まあ、映画は尺の短さもあって確かにトンチキだ。
主人公となるヒロへの思い入れがない手前、そういう面白さが先行した。
(後々ちゃんと見返すと映画もいい話であった)
しかし、TVアニメ『Shiny Seven Stars』、
映画で新入生として登場したキャラクター達のバックグラウンドが描かれたが、
ちゃんとみんな悩みがあって乗り越え方がそれぞれ違って、
おまけに映画でメインだった先輩達の登場場面をかなり減らす思い切りっぷり、
新しいメンバーへの愛がしっかりとんでもビッグになった。
たしかに男子高校生がハイレグで踊ってたし天然ガスも出たし腹筋で刀を受け止めはしたが、
見終わった時には既に、それらは「そういうものだから」になっていた。
③十王院カケル
真打登場、推しの爆誕である。
これはしばしばTwitterでも語っていたが
「顔がいい、金も持ってる、愛も知ってる、全部持ってんだよな」
である。
大財閥の息子で御曹司、高校生ながら家業の経営陣に軒を連ね、
チャラ男を演じられる程のコミュ力と経営者としての頭脳と
下まつげが作画されるほどの顔面偏差値を持つ。
最強......
初見の『ベストテン』で彼のショーは3位、
「主人公でもないのにコイツ、めっちゃ評価高いな」と思った。
そのショーで見たものは私をじわじわと締め上げた。
見ていただければわかると思うが、
演技中の彼はとにかく顔がいいし、天然ガスを出したのも彼である。
同行者に感想を述べる言語が追いつかないほど顔がよく見えたのは、
応援上映だったこともあって「ヒッ、顔がいい」とつぶやいていた近くの観客に飲まれたのかと思っていたが、
TVアニメの彼のメイン回、
顔がよすぎて唾液が出た。
なお、普段はチャラ男として振る舞う彼のシリアスな面を見ることができ、
普段ウェイウェイしてウブな下級生に絡み倒したりするくせに、
自分の問題を解決するとなると仲間に相談せず、一人で解決してしまう、
生涯の孤独も見ることができるのでオススメである。
また、飄々とした性格、茶~オレンジの外はねした髪型など、
過去の推しにも思い当たる節があるので、これは致し方ない。
ハマるジャンルでは必ずすぐに推しカプを見つけてBL愛好家として活動していた私が、
しばらく単体推しで他のキャラクターの名前すら覚えられなかったくらい、
恐ろしい威力を持っていた。
いかがでしたか?
既にキンプリを履修された方には退屈な文だったかもしれないが、
既存のフォロワーは経験者が少ないようだったので事細かに事情を説明させていただいた。
現在続編の影も形もなく、供給はグッズとコラボカフェ、
ジャンルの核とも言える応援上映は昨今の情勢を受けて開催不能、
という状況だが、
作風のおかげでめちゃくちゃハッピーなジャンルであることは確かだ。
このハッピーをなんらかの形で表現したい......
ということで
同人誌が出ます。
すみません、宣伝です。
カケシンとミナカケの二軸でやってきましたが、
ミナカケで初めてのキンプリ同人誌が出ます。
参加できれば11月のイベント、できなければ通販で頒布します。
表紙もできてますよ!
付き合い始めるまでのもだもだです。
以上、いきなりジャンルの方向性を急旋回した経緯のご説明でした。
変なものを食べたとかではなく、普通に元気にオタクをやっています。
もし、若干でも興味を持ったら、キャラの顔だけでいいから見てやってください。
そして、新天地で寂しいので私にご一報ください。
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彰 (土曜日, 04 7月 2020 17:49)
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