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アバブ

 

 

 アバブ、世界一幸せを噛みしめてほしいカプだよね。

 

 ブチャラティが久しぶりに接待を伴うお仕事をして疲れて帰ってきてさ、

ソファでだらだらしてるアバッキオを見つけんの。

「ただいま」って言ったら、「おー」とかめちゃくちゃ眠そうな声出してて、

顔がにやけちゃう。

 

それでね、油断してるアバッキオにワクワクして、

「お、アバッキオが広がってるぞ。あったかそうだな~」

って言ってね、「オレはこれからお前に甘えますよ」というアピールをね、

するの。

 

思いっきりアバッキオにのしかかんの。

 

びくともしないの。

 

ちょっとドキドキしたけど、アバッキオのぶ厚い胸板が上下するから、

どんどん眠くなってきてね。

 

寝ちゃうの。

 

 アバッキオはね、ブチャラティが全然こっちを見ないから

「照れてんのかな」

って思うけどね、自分の胸板の上で上下してる小さい頭を見ながらうとうとして、

 

猫を飼う夢を見ます。